座禅ではなぜ肩を棒で打つのでしょうか?
世界的な?「禅(ZEN)ブーム」で、禅寺へ座禅に行く人がよくいるそうですね。
もちろん行ったことのない人も、テレビや映画などで、あの棒の事を知っている人は多いでしょう。
痛そうですよね
禅寺では、あの棒のことを「警策(きょうさく)」と呼ぶそうです。
警策を打つときは、まず打つ者と打たれる者がお互いに合掌し、頭を下げます。そして、打ち終わってからも同様に、合掌、そして低頭します。
つまり、二人の間には
「感謝の心」
が存在しているんだそうです。
打つ時のあの凄まじい音ですが、実はちゃんとつぼを押さえてあるそうで、
あの棒は、丸い棒ではなくへらのように先端が薄く幅をもたせてあります。
その棒で、肩こりに聞く肩井(けんせい)と、脳神経に伝わっている「身柱」というツボを刺激するのです
そのため、警策を受ける人は、緊張からくる肩こりがとれ、眠気やだれた気分を引き締める事ができるそうです。
「しっかりやってください」
「ありがとうございました」
という両者の心のつながりがあらわれているのですね。