「ALWAYS 続・3丁目の夕日」
ALWAYS 続・三丁目の夕日[DVD通常版]
だいぶ遅れて、DVDで観ました。最初の映画はちゃんと映画館へ観に行きました。本当に感動して、「この映画の時代のような世の中に生きてみたい」と強く思った前作。
今回も素晴らしかったです。
個人的に「北の国から」をみてからというもの、俳優の吉岡秀隆さんが大好きで、彼が出る映画を観るたびに彼の映画内での(あまりプライベートはわからないので....)彼の人間性に憧れます。
近所の皆で喜びや悲しみを分かち合い、久しぶりに贅沢として食べたすき焼きの味に家族で感動し....
「人間味」というのはこういうものなのかと、自分はその人間味、美味しいものを食べた時や素敵な事があった時の「心からの喜び」を大切にしているつもりだけれど、普段電車内やバイトに行く途中などウォークマンで音楽を聞いている事によって外界とのコミュニケーションをシャットダウンしてしまっていたり、この映画設定の時代と比べて物的に遥かに満たされながらも、映画時代に戻りたい、郷愁を感じてしまうという事は、何か心が「現代社会に満たされていない」という一面があるのだなぁ、と、映画の最後の音楽とテロップが出ている時に少し涙しながら考えていました。
この映画が今の若い人にうけるという事は、今も僕たち若者の心の奥底にこういった人間味を欲する強い気持ちがあるということなのでしょう。
原点回帰。
いや、出発点回帰とでも言うべきでしょうか。
是非、昭和の庶民の家族風景のほんの一面をみて、「人のぬくもり」を感じたい人は観てください。そして、この映画に郷愁を感じたのなら、そのあなたが持っている人間味をこれからも、大切にしていきましょう。