読んだり弾いたり撮ったり考えたり@転職やる気地方公務員のブログ

海外大学卒→民(大企業)→民(中小企業)→公(地方公務員)とちょっと変わった?遍歴を持つ公務員のブログです。

自分がやってやるしかない、という決意。

公務員に転職してから1年半が経過しました。あっという間とは思えず、色々と悩んでここまで来ました。

 

今年の4月に異動で昨年とは異なる仕事をするようになり、ようやく少し慣れてきた、という感じです。

 

業務量的には、今はかなり余裕があります。申請書類の審査が主な業務なので、9月以降に提出期限が設定されている書類がこれからどんどんやってきます。エネルギー関連の制度の書類のため、電気・機械用語がかなり出てきます。電力業界の在職時の知識が少しでも活かすことが出来て、有難いです。ここからが繁忙期になりそうです。

 

一方で、もう1年半経つ訳ですが、未だに「ここに転職して本当に良かったんだろうか」と悩むこともあります。

 

◾️もっと前向きな人と仕事がしたい

 

入庁するまでは、もっと熱意に溢れた人が沢山いて、その中で「切磋琢磨していくんだぜ!!」と意気揚々でしたが、やっぱり保守的というか、プライベート重視というか、仕事に対して後ろ向きな人が結構います。別にそういう人は気にせず仕事に励めばいいのですが 、どうしても気持ち的に引っ張られてしまう時があります。

 

また、公務員はとにかく異動が多く、特に私が勤務している自治体は2〜3年での異動が殆ど、という世界です。せっかく仕事を覚えて「これから自分なりに工夫して、もっと良い事業にしていくぞ」と本腰を入れたらあっという間に異動だったりします。現に、私は入庁して僅か1年でまさかの異動となり、先輩から「 来年度は自分の想いが詰まった事業を頼むよ!」と半ば託されていたのに、その事業には全く関われなくなりました。

 

そのような状況が何度も続いたら、「仕組みを変えたい」とか「社会の為になる事業を作り上げたい」と頑張ったのに、後任がまったくやる気がなかったりして、段々と仕事へのモチベーションが下がっていくのかもしれません。

 

 

◾️もし転職したい、独立したい、と思った時に、専門性は身についているのか

 

昨今、起業したり独立してビジネスをやる人が増えています。大企業が人気の就職先であることは変わりないものの、大企業で働くことのリスクやデメリットも語られることが多くなってきました。公務員はその際たるものかもしれません。

 

何を決めるにも起案(今もハンコを押して紙で回覧することが多い)→決定 というプロセスが必要で、対外的な発表をしたりする時は 課長→部長→局長 にそれぞれレク(資料を準備して説明)をし、OKをもらってからでないとアクションを起こせません。その間の書類作成・修正、会議に費やす時間とエネルギーは膨大で、最終的に自分の意見やアイデアとは全く別のアウトプットになることも良くあります。「一体何のために自分はこの作業をしてるんだ」と葛藤しがちです(僕はそうでした)。

 

◾️机上での思考・作業が多すぎて、対外的なコミュニケーションが少ない

 

民間企業で営業マンとして外回りをしたり、日々顧客とやり取りしていた頃とのギャップがとてつもなく大きいです。以前の仕事は売上ノルマの達成へのプレッシャーだったり、競合他社との競り合いや顧客からの理不尽なクレームなど苦労することはもちろんありましたが、「ありがとう」と感謝されることも多くありました。

 

現在の仕事は、住民や事業者から直接感謝されることはほとんどありません。「やって当たり前」と思われていたり、逆に規制をかけるような立場だと批判されることの方が多いかもしれません。

 

そんな悩みを抱えつつも、今の職場で良かった、と思うこともあります。 「この人は本当に凄いな」と思える先輩も結構います。そして、携わっている事業は当自治体だけでなく世界レベルでも重要な制度となっており、やり甲斐がある、とも言えるかもしれません。

 

「公務員」「仕事」というキーワードでググると、ほとんどネガティブな情報しか出ていなくて凹みますが、せっかく夢見たこの自治体で働く機会をGETしたので、「自分がやってやるしかない、公務員のイメージをもっと良くしてやる!」という想いで挑戦してみようと思います。 

 

そんな熱い想いをもった職員がもっと増えて、一緒に働くことが出来たら最高です!そのために、このブログでは公務員としての仕事の面白さも伝えていきたいと思います。