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「竹島」明記の指導要領解説書を公表 韓国の主張も言及 (asahi.com)

2008年7月14日


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政府は14日、中学校の学習指導要領をめぐり、日韓双方が領有権を主張する竹島(韓国名・独島)について初めて記述した同要領の解説書を公表した。韓国に配慮して、竹島を直接、「日本固有の領土」とする表現は避けたが、韓国側では反発が強まっている。

 解説書は3月の学習指導要領の改訂に伴うもの。現在、竹島を取り上げている教科書は地理が6冊中1冊、公民が8冊中3冊だが、新たな解説書の公表により、新学習指導要領に基づく教科書の使用が始まる12年には、竹島を記述する教科書が大幅に増えるとみられる。

 解説書はこれまでも、北方領土について「(ロシアに)返還を求めていることなどについて的確に扱う必要がある」などと記述していたが、今回初めて、「我が国と韓国の間に竹島をめぐって主張に相違があることなどにも触れ、北方領土と同様に我が国の領土・領域について理解を深めさせることも必要である」との文言を付け加えた。

 解説書は「北方領土は我が国固有の領土」と明記しており、竹島の扱いを「北方領土と同様」とすることで、間接的に「日本固有の領土」と教えることを求めた。韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領らから事前に「深刻な憂慮」を伝えられていたが、竹島記述については方針を崩さず、韓国との主張の違いに言及したり、北方領土についてのみ「不法に占拠されている」との表現を新たに加えたりすることで、最大限、韓国側に配慮を示した。


町村官房長官は14日の記者会見で「日韓関係がぎくしゃくすると、新時代に向けた積極的な動きが頓挫するだけでなく、6者協議や拉致問題の解決にも悪影響を及ぼしかねない」と指摘。解説書の表現について「韓国への配慮」を認め、外交ルートで事前に韓国政府に伝えたことも明らかにした。

 一方、文部科学省の銭谷真美事務次官は会見で、竹島記述の理由について、98年の前回改訂以降、(1)「我が国と郷土を愛する態度を養う」と規定された改正教育基本法が成立(2)学校教育での竹島の扱いをめぐる国会質問の増加や地元自治体からの要望(3)政府が竹島に関するパンフレットを作成――などの変化をあげた。


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この竹島問題、カナダで、僕と同世代の韓国人に一度webチャット上で急にこの問題を取り出され、それはそれはどんどん熱くなっていく彼の文章に僕は驚きました。そして、論理的にその意見に対して批判できないことに、歴史をちゃんと知っていない自分を恥じました。

北方領土にしてもこの竹島にしても、もし相手国に奪われてしまうと、その周りの海域での漁業権をも奪われてしまう事となり、日本の漁業産業は大打撃を受けます。島自体は小さくても、その島は中心とした半径数百キロ(不確か)の漁業権を島を所有することに得られる訳ですから、どちらの国も譲る訳にはいかないでしょう。

かと言って、「じゃあもうあみだくじで決めるしかないでしょう」なんて政治的解決手法はとても危険だし、いつどういう形で両国の満足した結論が出るのだろう。例えば竹島から東半分の扇形の面積の部分の海域は日本が、西部分は韓国が権利を得る、という風に話は進まないものなのか....


竹島

今日はドラマ「CHANGE」の最終回でしたね。国会の総理大臣が主役のドラマなのに、内容があまりにお粗末という批評を色々なところで目にしましたが、今日の最終回で衆議院を総解散してあらためて自らも議員から再スタートする朝倉議員の姿はとても潔白で「こんな政治家がこれから生まれてくるのか」なんて少し期待してしまったり...。

自分は政治家気質じゃないだろうな....でも、もしも地球の温暖化を本当にとめるためには、それからこの経済体制や格差社会、物的欲求追求社会を見直して根本からもう一度日本を作り直したいと思うならば、政治の力は絶対必要だよな。